どうも。とぷすくんです。

インナーチャイルドの傷とは、子供時代に傷ついた感情なのですが、多くの場合、もっとも子供時代に接触する時間の長い親との関係で、インナーチャイルドの傷は生じやすいですね。

もちろん。子供時代には、親以外の大人とも交流することもあるでしょうが、子供にとっては親は特別な存在なので、他の大人とはやはり違う目で見ているわけですね。

そんな特別な関係のなかで、生じた心の傷は、長い年月を超えても、ずっと心の奥に残ってしまっているものだったりしますね。

ではそれらの子供時代の心の傷を、大人になったあとに癒すにはどうしたらいいのでしょうか?

やはり親子関係にある心のわだかまりを取り除いていくことなんですね。

しかし、親子関係の問題は多くの人が避けて通りたい、というか苦手なんじゃないかなって思います。

「親は自分のことなんてわかってくれない」とか「親とは考え方や価値観が違うから無理」なんて思っている人も多いと思います。

でもね、インナーチャイルドというのは、そんな親に対して、愛や承認欲求を求め続ける存在なんですね。

さて、親子関係などの問題を紐とくときに、僕がここを理解するのが重要って思っていることが2つあります。

ひとつは親と子のそれぞれの性格タイプを分析することです。

同じような親子の会話があっても、それぞれの性格タイプによって心の傷ができる場合もあれば、なんとも感じない場合がありますね。同じ親なのに兄弟によってインナーチャイルドの傷つき方が違うのもこの性格タイプの違いから起こります。(※性格タイプの分析については、主にセミナーでお話させていただいています)

そしてもうひとつは“世代間ギャップを把握する”ってことなんです。

今回はこの“世代間ギャップを把握する”ってほうをお話をしてみたいと思います。

親子の年齢差が生む世代間ギャップ

親と子の年齢差って、だいたい20年~40年ぐらいの場合が多いですね。

もちろんもっと離れてる場合もありますが、今回お話したい内容は“世代間ギャップ”(ジェネレーションギャップ)は20年で起こるって話です。

時代ってね、どんどん移りゆきますね。1950年、1960年、1970年、1980年、1990年、2000年、2010年と、それぞれにその時代の特徴がありエネルギーがあります。

で、僕ね、あるとき気づいたんです。人ってね、だいたい自分が10代~20代前半(小学生~大学性ぐらい)をすごしたときの時代で、価値観や考えが固定してしまうって。

人間ってね、何歳になっても自分が10代~20代前半だったときの気持ちとか想いを大切にするんです。

何歳になっても10代~20代前半のときの自分でいたいという想いがあるんですね。そしてその時代に体験した時代背景・価値観・考え方もセットになってくっついてくるんです。

これね、離れないです。どんなに時代が変化してもくっついて離れないんです。

例えば、音楽なんかはわかりやすい。10代~20代前半でジャズ喫茶に入り浸ってた団塊の世代の人たちは、やっぱりこよなくジャズを愛していますね。(タモリとか村上春樹とか)

10代~20代前半のときにサザンオールスターズやユーミンを聞いて青春を過ごした人はやっぱりいくつになってもサザンやユーミンのサウンドに心ときめく。

10代~20代前半のときに流行っていたものとか、自分のなかのマイブームだったものってね、忘れられないんですね。だからずっとそこを追い求め続けるんです。

これはなぜかというと、10代~20代前半って、もっとも感受性が強く、同時に世の中のことが自分にとってまだまだ未知なモノだらけだから。

だから、どんどん自分に吸収して心に留めていこうとする時期なんです。

ちなみにこれが、20代後半~30代になると「世の中ってこういうもんか。もう新しいこと覚えるのメンドクサイや」ってなります(笑)

なので、10代~20代前半のときに過ごした時代背景ってのが、その人に一生つきまとうわけなんですね。

それはけして悪いことではないです。いいんです。その時代に生まれたんだから。それぞれが生まれた自分の時代のエネルギーのなかで生きていけば。

だけど、違う世代の人に、その考え方を押し付けたりするのはよくない。

世の中の多くの人が勘違いしているのは、みんなどの世代も、今は同じ21世紀を生きてるのだから、この21世紀を同じ感覚で体感してると思っていること。

これはね、大きな勘違いなんです。

みんなね、自分が10代~20代前半だったときの感覚や価値観に今を照らし合わせていきているんです。

だから、同じ今でも世代間によって感じ方には大きなズレがあるんです。

それぞれ生まれた年から10年~20年後の価値観が自分の基準になります。

次の表はざっくりとですが、日本における時代の移り変わりを書いています。親や自分の生まれた年からプラス10~20才のところの時代背景を見て、その人の価値観が育った時代がどんな感覚なのか見比べてみてくださいね。



わかりますかね。これ、10年差だと被ってくるところがあるのでけっこう価値観に似たところができるんです。

だから10年差だと、ある程度、感覚的にわかりあえたり、合わせることができるんです。(姉妹・兄弟がこれになります)

だけど、年齢が20年以上離れると、時代的感覚が完全にズレるんです。

親子って、だいたい20年以上年齢が離れますね。ここで親子感の感覚や価値観・常識のすれ違いが生まれるんです。

で、間違ってほしくないのは、年上の価値観よりも年下の価値観のほうが現在の価値観に近いってことです。

日本って年功序列的なところがあって、どうしても年上の価値観を下の年代に押し付けようとしてしまう。

特に親子でこれがよく起こる。親が子供に自分たちの価値観で世の中を教えようとする。だけど、その親の価値観って、すでに20年ー40年古いんです。

まずこのことを完全に理解してしまうことです。

各世代の価値観について、もう少し詳しく説明してみましょう。(※もちろん個人差がありますけどね)

【1940年代生まれ=1950-60年代の時代背景】

いわゆる団塊の世代やその少し上の世代層ですね。この世代が過ごした10代・20代はまさに日本が敗戦から一気に高度成長期へと駆け上っていく時代です。

「三丁目の夕日」という映画を見るとこの世代の人がどのような子供時代や青春時代を過ごしたのかがなんとなくわかります。

僕の親もこの世代なのですが、戦争そのものは知らず、むしろ日本がどんどんアメリカの影響のなかでアメリカナイズされていくのと共に成長していった世代です。

「三丁目の夕日」でもありますが、テレビがはじめて家にやってきたという世代なので、テレビというものへの崇拝がすごいです。ある意味テレビが自分たちの世界の中心になっている感じがある世代ですね。

また学生運動など、デモなどが盛んにおこなわれた時代なので、なんというか熱い世代ですね。週休1日。徹夜・残業・当たり前の時代です。

大きな力(権力)を持ったモノが、小さな大多数を動かすのが当たり前という考えの世代です。

有名人:ビートたけし、タモリ、村上春樹


【1950年代生まれ=1960-70年代の時代背景】

新幹線・オリンピック・大阪万博と、大きな国家的プロジェクトでどんどん日本が変化していく時代です。

ここから一気にバブル景気へ向かって走っていく感じがあります。日本が元気になっていく時代です。

テレビや各メディアから様々なカラフルな情報が華やかに花開きはじめて団塊の世代が切り開いた道を、ある意味スムーズに登っていくことのできた世代ですね。

この世代の人は戦争や戦後の影響を直接受けていないので、なんというか垢ぬけた明るい元気さがありますね。なんとなくトレンディな感じです。

※ちなみにのちのバブル崩壊の影響をもっとも大きく受けた世代でもあります(リストラという言葉に揺れた世代)

有名人:明石家さんま、石田純一、松任谷由実


【1960年代生まれ=1970-80年代の時代背景】

社会人としての最後のバブル体験組です。

この世代はバブル入社組なので、今では信じられないですが「新人研修の作文で表彰されるだけで賞金100万円とか、、入社するだけでハワイ旅行とか」なんだか嘘のようなホントの話が毎日あちらこちらあったらしいです。

20代をバブルの象徴であるジュリアナ(ディスコ)で扇子をもって踊っていたという女性もけっこういたりしますね。

但しこの世代は、ひとつ上の世代がトレンディな垢ぬけた明るい元気さが強いためか、それに反発するように、少し斜に構えた傾向を持つ気がします。

有名人:ダウンタウン、とんねるず、ウッチャンナンチャン


【1970年代生まれ=1980-90年代の時代背景】

とぷすくんはここです(1973年生まれ)。団塊ジュニアと呼ばれている世代です。

子供のときはバブル景気で、大人になったらバブル崩壊。。って時代です。

高度成長期を子供のときにのみ体験している世代です。大人になったと同時にバブル崩壊し、大不況日本のなかに放り出された感じですね。

ひとつ上の世代とのギャップがものすごく激しく、最後のバブル体験組とは天と地ほどの差のある社会人デビューをしています。

就職氷河期、デフレ、不況、フリーター時代への突入組です。

但し、子供のときにバブルを感じているので、どこかでバブルに憧れがあります。

しかし、大人になって社会人になったタイミングで、パソコンやインターネットがでてきたため世代でもあります。

2000年以降にいわゆるITバブルが起こったときに、ライブドアの堀江貴文など、いわゆるヒルズ族などと呼ばれた人たちはこの世代が中心ですね。

この世代が子供のときは、いわゆるマンガ・アニメやTVゲームが一気に花開いた時代なのでいわゆるオタク文化が生まれた世代です。

その後、シリーズ化されたりする人気アニメやゲームはほぼこの時期に生まれていますね。

「ガンダム」「ドラゴンボール」「マリオ」「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」などなど

冒頭に説明したように人は10代~20代前半の時代背景の価値観に固定されますから、この時期にオタクになった人は、中年になってもオタクであり続けている人が多いです。

なのでこの世代以降、マンガ・アニメやTVゲームは子供のものではなく大人のものになっていきます。

ITバブルのときも、やはりこのファミコン(一番はじめのTVゲーム)世代が中心になっているので、ITもオタク文化の延長だということだと思います。

ただファミコンなどのゲーム機はあったけど、80-90年代はまだインターネットがないアナログな時代だったのでこの世代は強いアナログ感覚を持っています。

有名人:堀江貴文、マツコデラックス、有吉弘行


【1980年代生まれ=1990-2000年代の時代背景】

えっと、いろいろな意味で一番大変なのがこの世代です。

まず高度成長期とかバブルとか、日本が元気だった時代をまったく知らない世代です。

かつ、10代というもっとも大きく感性の揺れる時代をネットのないアナログな世界で過ごしています。

不況+アナログ・・・これはね、けっこう病みます。。。

「失われた十年」と呼ばれた銀行の不良債権問題に日本が苦しみ続けた時代で成長してきた世代です。

この鬱屈とした時代をこの世代の人たちが象徴的に表していたものがあります。

まずこの世代の人が10代で熱狂したのアニメが「エヴァンゲリオン」。最初から最後まで主人公が発狂しているっていう精神崩壊系のアニメですね。かなり象徴的だと思います。

また、いわゆるコギャルと呼ばれた女子高校生のガングロ・ヤマンバブーム、援助交際ブームなどもありました。(ルーズソックスとか流行ったね)

ちなみに援助交際ブームといっても、ネットや携帯電話ではなく、テレクラとか公衆電話の時代です。。。ネットのなかった時代です。(お間違えないように)

2000年後半になって、ようやくスマホやSNSが登場するともっとも勢いよく、そこへ飛びつきかじりついた世代だと思います。

いろいろな意味で、インナーチャイルドの傷で一番難しいのがこの世代です。時代の大きな変わり目の転換期の中心に位置している節目の世代です。

もはやバブル世代のテニス・スキー・サーフィンというリゾート感覚の世代とは完全に別世界になってしまっていますね。(同じ日本とは思えないほど)

これが親子の世代間ギャップなわけです。この世代間の感覚のズレから親子関係に傷が生じてしまうわけです。

バブル景気のなか西海岸風のさわやかな風を感じながら、彼氏とのリゾートなドライブデートを楽しんだ親の世代と、精神崩壊系アニメを見てひきこもり、テレクラで援交・ガングロ世代を過ごした子供という、このギャップはかなり強烈です。

たぶん親子関係で世代間ギャップが一番きついのがここだと思います。

有名人:宇多田ヒカル


【1990年代生まれ=2000-2010年代の時代背景】

ここから下の世代は、完全デジタル世代です。物心ついたときからインターネットやスマホやSNSがある世代です。

アナログ的なタイムラグとかまったく知らない世代です。世界中といつでもいきなり一瞬で繋がる世界のなかで育っています。

古いアナログタイプの人間とは、モノの考え方や、感性がかなり違いますね。とてもクールです。

ひとつ上のモンモンと鬱屈した世代とは、また全然違うさっぱりした感じがありますね。

それぐらいネットがある世界と、なかった世界は違ったってことなんだと思います。

有名人:YouTuber


親子はわかりあえない

それぞれの世代の価値観が生まれた時代背景を見てきましたが、それぞれの時代でまったく違うカラーや特色を持っているのがわかりますね。

多くの場合、親はね、自分の子供に対して、自分の価値観で染めようとしてくるんです。

しかし、親の価値観って20年~40年も時代遅れの価値観なんですね。

だからね、無視していいんです。親の価値観なんて。ホントに。

そもそもね。20年~40年も時代の価値観が違う人がわかりあえるのは、難しいんです。

ここでインナーチャイルドが傷つくのは、子供が無理して、親の価値観に合わせようとするときです。

これはするとダメですね。時代と逆行しているわけですから。

常に子供の価値観のほうが、現在の価値観に近いわけですから、古い人間が新しい人間の価値観に学ぶべきなんです。

だから、親が子供に、現代の価値観を教えてもらわないといけないわけです。

こういう発想で、親子関係を築いていくと、インナーチャイルドの傷は癒されていきます。

また、冒頭にお話した通り、親と子の性格によっても、変わってきます。

違う世代の価値観を受け入れられる親もいれば、自分の価値観を絶対に曲げない頑固な親もいますからね。そういうのを見極めたうえで、対処していくのが好ましいかなと思います。

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