2016年の大ヒットアニメ映画!心に響く「聲の形(こえのかたち)」

どうも。とぷす君です。

今年は2017年なのですが、一年前の2016年はとにかくアニメ映画の大ヒット作がたくさんありましたね。なので、今年はそれらの作品がどんどんブルーレイやDVDとして発売やレンタルがされています。

2016年の大ヒットアニメ映画というと「君の名は。」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、、、、「君の名は。」以外にも、、、、「聲の形(こえのかたち)」や「この世界の片隅に」など、「君の名は。」の影に隠れて、大きな評価を受けていた作品が上映されていました。

ということで、今回は「聲の形(こえのかたち)」をご紹介させていただこうかなと思います。「君の名は。」を見た人はたくさんいるかもしれませんが、こちらの「聲の形(こえのかたち)」もおすすめですよ。

「聲の形(こえのかたち)」


映画『聲の形』Blu-ray 通常版


このアニメ映画「聲の形(こえのかたち)」は、原作は漫画ですが、アニメ映画だけ見ても大丈夫なように作られていますので、とても見やすいです。

この「聲の形(こえのかたち)」は、かなり難しいテーマに真正面から挑んでる作品です。

主なテーマになっているのは「いじめ」です。

小学校時代の「いじめ」の被害者と加害者とそれぞれの家族のその後のトラウマとの葛藤を描いている映画です。

「いじめ」の被害者となるのは、耳が聞こえない女の子ですね。

本当に難しいテーマを扱った映画だと思います。もともと漫画原作の時点から全日本ろうあ連盟さんなどとも協議を重ねながら、いろいろな問題と向きあって作ってこられたようです。

ちなみに僕は原作は読んでいないので、今回は、アニメ映画版のみを見ての感想になります。

まず第一印象として、映像、音楽、共にとても繊細につくりこまれていて、静かだけど躍動感のある世界感がうまく表現されていて、とても好感がもてます。

ひとつだけ、「これはちょっと違うなぁ。。。」と思ったのは、主題歌が、aikoのJ-popだったこと。前編を流れる音楽がものすごく雰囲気に合っていただけに、最後にaikoのJ-popが流れたときには、今までの音楽の雰囲気とまったく変わってしまったのが残念でした。。。そのままのBGMで良かったのに。。。(たぶん無理矢理、有名歌手の曲を主題歌にさせられたんでしょうね。。。別にaikoが悪いわけではなく、この映画の雰囲気や世界観をもっと大事にしてほしかったなって思いました。)

でも、まぁ、aikoの主題歌が流れるのは、エンドロールのときだけなので、そこは気にしないようにしときましょう。

とにかく、そのエンドロールまでの、映像や音楽の雰囲気はとても素晴らしいです。扱っているのが「いじめ」というけっこう重いテーマだし、けっこうそこを真っ正面から描いてるのにも関わらず、映画全体が重くなっていないのが良いですね。でもちゃんと、胸にズキンズキン刺さるポイントは、しっかりと刺さってくる。

小学校時代の描写から、高校時代の描写までありますが、小学生って、やっぱある意味本能的なのでこういう「いじめ」的なものは、ホントに難しい問題だなって思います。

中学生や高校生ぐらいになってくると、少しずつ社会的な考え方ができるようになってくるのですが、小学生ってのは、なんとも痛々しいものです。

人間の脳というのは、小学生のときと、中学・高校のときでは、思春期前後なので、まったく違う思考になっていくのですが、小学生のときのいわゆる子供の発想と行動っていうのは、どうしてもこういった事件を引き起こしかねないものがあったりするかなって思います。

僕自身の小学生のときのことを思い出しても、ホントに小学生のときは、なんにもわかっていない子供だったなって思えるからです。

それはけして大人のしつけが悪いとか、そういう問題ではなく、、、ようするに小学生って単純にバカなんです。大人が見るとありえないような漫画を見てもそれを普通に「あり得る」と信じられてしまうのが小学生なんですね。(特に男子は。。。)

この映画を見てると、自分の小学生のときのこと思い出してしまいますね。僕も小学生のときはホント子供でバカでしたね。。。だから、嫌ですね。小学生のときのこと思い出すのは。。。もちろんイジメのようなものもありました、僕の小学校でも。

僕は身長が高くて身体が大きいほうだったので、イジメられる対象にならなかったけど。。。イジメられている子は、みんなからイジメられてましたね。。でもね、それをみんな悪いことだとは思ってなかった。。。だって子供の脳ってそんなものだから。。。

これがね、もう少し大人になってくると、人の気持ちを考えられるようになってきたりするんだけどね。。。小学生はね、社会性がそこまで発達していないからね。。。特に男はガキだからね。。。

この「聲の形(こえのかたち)」に出てくる登場人物たちは、加害者、被害者だけでなく、被害者をかばおうとしてその行為をなじられる子、被害者をどうにかかばいたいけど勇気がでなかった子、加害者の仲間なんだけど、加害者から距離を置きたい子、などなどいろいろな立場の子がいて、それぞれが成長して高校生になっている段階でのお話ですね。

どの人物もすごく性格描写が深く作りこまれているので、どのキャラクターも「その感情もわかる。そういう子かならずクラスにいる!」って感じになりますね。とても現実的な性格・心理描写です。

日本の小学校に通っていた人ならば、このいずれかの立場に経験があるのではないでしょうか?

また、加害者、被害者の親や兄弟の描写も素晴らしいですね。親は現実的にこうなりますね。

大人になってから見ると、このストーリーに出てくるすべての登場人物の気持ちに寄り添って見ることもできますし、人の感情や気持ちというものを見事に描いてる素晴らしい映画だなって思います。

ああ、ちょっと待って~! こんな風にテーマである「いじめ」に焦点を当てると、どんどん重い感じになっちゃうんですが、このアニメが優秀なのは、描写のタッチが軽くさわやか系なので、重さにまったく引きずられることなく見ることができるところなんです。

この映画ね、全然重くないんです! そこが素晴らしいです! こういう映画って重く作っちゃうと見るのが辛くなってきますが、それがまったくない。どんどんストーリーの魅力に引き込まれていきますよ。

この映画は聴覚障害者(耳が聞こえない)女の子がでてくるので、聴覚障害者とのコミニュケーションをテーマにした映画だと捉えられてしまうかもしれませんが、僕は別に聴覚障害者でなくても「いじめ」全般に言えるお話だと思いますね。

もちろん聴覚障害者とのコミニュケーションも大きなテーマにはなっていますが、そこだけで考えてしまうと、視野が狭くなってしまう気もしますね。

僕は小学校のときに、同じクラスに聴覚障害者の方はいませんでしたが、やはりイジメはあったので、自分の小学校時代の体験と重ねるようにこの映画を見ることができました。

確かに聴覚障害者とのコミニュケーションというのはいろいろと大変だと思います。でもね、この映画を見ていて感じるのは、”耳が聞こえて、口が話せる”人であっても、自分の気持ちを素直に表現することができない人っていっぱいいるってことです。

この映画はそこを描いているから素晴らしいんですね。

耳が聞こえ、口が話せても、ちゃんと他人に自分の感情や気持ちを伝えたり、コミニュケーションをとるのはホントに難しいことですね。耳が聞こえ、口が話せても、結局みんな平気で嘘をついたり、自分の気持ちをごまかしたりするので”声”は、意志を伝達する道具として機能していなかったりするわけです。

この物語では同時に「恋」についても語られますが、この「恋」に関しては、ますます”声”を持つ人のほうが、自分の気持ちに素直でなかったりするんですよね。

さて、この物語は小学校時代の「いじめ」から始まり、その後の高校生時代の話に展開していくのですが、この高校生というのも、また微妙な時期ですね。身体は大人だけど、心はまだ幼いわけです。なので、大人としての割り切った関係ではなく、まだ心がそのままぶつかっていくという最後の時期での話になりますね。

この物語には、被害者、加害者それぞれの母親が出てきますが、この二人の母親はものすごく大人として描かれています。行動や割り切り方が、完全に大人です。しかしもちろん感情があります。大人の場合は、普段は理性で感情を抑えて割り切って考えていくのですが、感情がその理性を上回ったときだけ、手がでます。このあたりの表現もとてもよく描かれていますね。

特にセリフがなくても、被害者の母親、加害者の母親のそれぞれが抱える感情や気持ちがよく伝わってきます。

と同時に、この二人の母親も、たぶん30代ぐらいでしょうか、そこまで成熟しきった大人ではないこともわかります。母親というものを一生懸命やっているけど、自分でもそれがちゃんとできているかわからないって感じがよく伝わりますね。

この映画が素晴らしいのは、子供も大人も、みんなそれぞれの年代で、自分自身に与えられた環境や条件、そして自分の今の感情と、まわりの人間にどのようにコミニュケーションしていくのかで、迷って悩んでいるのが伝わってくること。

それはけしてセリフや言葉で表現されているものではないけど、うまく表現されています。そのあたりが繊細なんですね。

言葉で「イジメや差別をなくそう!」という標語的なことを言うのは簡単だと思うのですが、実際はそういったイジメや差別の背景には、人間それぞれの個性差のある性格や感情が織りなす社会から発生しているものなので、そんな単純にはいかないと思います。

この映画はね、偽善的な標語的メッセージではなく、そこに関わる人それぞれの感情を丹念に描くことだけに集中しているのですが、僕はこれでいいんだと思います。そのほうが、言葉よりも伝わるし、それぞれ見る人の心に響くはずだから。

”言葉で理解するのではなく、心で感じる”ってのが大事だと思います。

幼いときのことは、誰もが未熟だし、やってしまった過去はもう変えられません。だけど、その記憶に乗っている感情は書き換えることができます。それは反省や謝る、許すなどの、気持ちで書きかえていけるんですね。

そして、そうやって過去の感情を書きかえることで、そういった行動を今後二度と繰り返さないで済むようになっていくのですね。

それが人間が成長していくってことだと思います。

過去にしてしまった行為に対する自分の心の傷の深さが深ければ深いほど、それに伴う未来に起こる代償も大きくなるでしょう。それはその大きさで心に傷ができるからです。だけど、その過去の行為に対して「反省し、謝り、許す」気持ちがきちんと生まれたら、その傷も次第に埋めていくことができるのだと思います。。

この映画は「言葉ではないところにある、人と人のコミュニケーション」が人の過去も未来も作っていく、そういうところも描いてる気がしますね。それは耳が聞こえる聞こえない関係なしに、耳が聞こえる者同時でも言えることだと思います。

まぁ、いろいろと、この映画から感じた本質的な部分だけを語ってみましたが、この「聲の形(こえのかたち)」は、山場の構成の仕方がとっても上手なので、最初から最後まで普通にすごく楽しめる映画になっていますので、興味がある方はぜひご覧になってくださいね。

「聲の形(こえのかたち)」予告編

↑この予告編映像のカメラワーク(カメラの上下左右移動)だけ見ても、繊細なのがよくわかりますね。(カメラが感情や手話に寄り添うように微妙に斜めにスゥって動いたり、手持ちカメラのように震えたりするのがわかりますかね。カメラが観客の目線が追うように自然に動いてくれるので、自然と映像が伝わってくるんですね) ※aikoの歌のテンションだけが、映像に合ってないなぁ。。。

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